「三分一湧水」は八ヶ岳の麓にある湧水で、日本名水百選に認定されている湧水群の一つです。近くには物産館と蕎麦屋さんがあり、湧水までは遊歩道が整備されています。
中央道の八ヶ岳PAを利用したことがある方は、フードメニューに「三分一手打ちもりそば」を見かけたことがあるかもしれません。
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今回はそんな三分一湧水のみどころについて紹介していきます。
アクセスは、中央自動車道小淵沢ICから車で15分、車は物産館(三分一湧水館)の駐車場に止められます。
駐車場からは遊歩道が湧水まで伸びており、数分歩く程度の、ちょっとした距離です。
散策目当てで行くとかなり物足りない思いをします。そばを食べに来たついでに湧水を見学する、くらいのイメージがちょうどよいです。
名前の由来 武田信玄が造った三分一湧水
この「三分一湧水」は水争いをしていた三つの村に、農業用水を三等分して流すために武田信玄が造ったと伝えられています。湧水が流れ込む分水枡に、三角形の石柱(下写真)を置いて三方向に流れを分岐させているところが特徴です。
とてもこれで三等分になるとは思えないですが、”武田信玄が築いた”と説明されるとありがたみを感じるのは私だけでしょうか?
そば処はおすすめ、「三分一湧水館」は・・・、微妙
「三分一湧水」の近くには、「三分一湧水館」と「そば処 三分一」があります。
三分一湧水館
三分一湧水館では、農作物の直売所や、ちょっとしたお土産(信玄餅とか)が売られています。
農作物を除けばそれほど目を引くものはなく、正直サービスエリア等でも手に入りそうなものがほとんど。
唯一気になったのが、「三分一」のロゴ?がプリントされたTシャツです。ここでしか売っていないと思われるのでかなり気になりましたが、\2500となかなかの値段だったこともあり、今回は購入を見送ることに・・・。
湧水館には上記の物産館的なものの他、湧水の仕組みや水質、歴史などを紹介している展示施設もあります。
そば処 三分一
「そば処三分一」は湧水館に隣接しているお蕎麦屋さんで、地元産のそば粉を使用しているそうです。
開店時間は11:00から。完全にオフシーズンと思われる真冬の日曜日、11:00ごろに行ったのですが、5、6組のお客さんが来ており、開店から賑わう、なかなかの人気店ようです。
そばは十割そばと二八そばがあり、十割そばの方は数量限定。 メニューはもりそばの他、天もりそばや日替わりセットなどがあります。
私が行ったときには冬限定のイベントだと思いますが、気温により日替わりメニューの値段が変わるようなことをやっていました。(気温が低いほど安くなる)
今回私が注文したのは「十割もりそば」。蕎麦屋でそばがおいしい、というのも変な話ですが、歯触りもよく、味も大変おいしかったです。やや甘めのつゆが、なかなか私の好みでした。
まとめ
先にも書きましたが、そばを食べに行くついでに湧水を見学する、というスタンスで行くと満足できると思います。
湧水自体を目当てに行くと、やや期待外れな気持ちになる可能性が高いです。
まあ、今回訪れたのが真冬でしたので、もう少し季節が合えば散策路の見ごたえがあったのかもしれませんが・・・。(枯れ葉の状態だったのと、たまたま曇りの日だったので哀愁漂う風景でした。そのため私の中で評価がやや低くなっているのかもしれません)
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