こんにちは、へろつとです。
今回は、兵庫県にある山城、竹田城への行き方について解説していこうと思います。
竹田城は、雲海に浮かぶ風景がテレビで紹介されて人気観光地となった山城で、天空の城として有名ですね。
今回は、そんな竹田城への行き方について、実際に現地を歩き回った体験をもとにご紹介していきます。
アクセス
竹田城近辺へのアクセス方法は、電車か車になります。
電車は、JR播但線の竹田駅を利用します。駅近くに登山道入り口があるので、そこから登ります。
車は、北近畿豊岡自動車道・播但連絡道路の和田山ICから、国道312号線を南下していくと、竹田城へ案内する看板があります。
最寄りの駐車場は大きく分けて2か所あり、どちらを選ぶかで登山ルートが変わります。
最寄り駐車場と登山ルート
下の図は、竹田城周辺の地図になります。
竹田城への登山道は、大きく分けて次の2ルートがあります。
- JR竹田駅側(上記地図の上側)から登るルート
- 「山城の郷」(上記地図の下側)から登るルート
駅側から登るルート
竹田駅側からのルートでは、駅周辺にいくつか駐車場があるので、そこに車を停めて行きます。空いていれば、「竹田まちなか観光駐車場」が登山口に近くてよいでしょう。駐車場のキャパは60台。利用できる時間は朝7時から夜9時まで。無料駐車場です。
こちらのルートは、「駅裏登山道」から登っていき、帰りは「表米神社登山道」を下ってきます(逆でもよいですけど)。駅裏登山道が0.9km(徒歩40分程度)、表米神社登山道が1.2km(徒歩45分程度)の距離になります。
結構、がっつりした山道なので、歩きやすい靴が必須ですよ。
今回、私が利用したのはこちらのルートです。
「山城の郷」から登るルート
もう一方は、「山城の郷」という施設の駐車場に車を停めて行くルートになります。
山城の郷は、売店やレストランがある施設で、駐車場は100台程度のキャパがあり、大きいです。
山城の郷から竹田城跡までの距離は2.1kmで、徒歩40分程度、舗装されている道で歩きやすいです。
車も通れる道ですが、一般車両は通行禁止になっています。
ちなみに、ここのレストランでは、地元の特産品(但馬牛とか)を使った料理が食べられます。
今回、竹田城跡を観た後でこちらに立ち寄って、但馬牛の鉄板焼きを食べましたが、なかなか美味しかったですよ。
タクシー・バスの利用について
山道を歩くのがしんどい場合、タクシーあるいはバスを利用する手段もありです。
上の地図で「タクシー乗降場、竹田城跡バス停」(ピンクの塗りつぶし)で示した場所まで、タクシーあるいはバスで行けます。
「タクシー乗降場、竹田城跡バス停」から竹田城跡までは0.8kmの距離で、徒歩20分程度。
タクシーは、駅前、山城の郷のどちらにもいます。
バスは、「天空バス」が駅と山城の郷と竹田城跡跡を周遊しています。(詳しくは公式のwebサイトを参照。)
入場時間と料金
竹田城跡の入場時間と料金についてまとめておきます。(2023年9月時点)
観覧料金
区分 | 観覧料金 |
---|---|
大人(高校生以上) | 500円 |
中学生以下 | 無料 |
入場時間
期間 | 入場時間 |
---|---|
3月1日~5月31日 | 8:00~18:00 (最終登城 17:30) |
6月1日~8月31日 | 6:00~18:00 (最終登城 17:30) |
9月1日~9月22日 | 6:00~17:00 (最終登城 16:30) |
9月23日~11月30日 | 4:00~17:00 (最終登城 16:30) |
12月1日~翌年1月3日 | 10:00~14:00 (最終登城 13:00) |
9/23から朝がやたら早いのは、雲海シーズンだからでしょう。
また、1/4~2月いっぱいは、冬季閉山で入城できないようです。
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実際に歩いた時のレビュー
ここからは、今回、駅側から竹田城跡まで登ったルートを紹介していきますね。雰囲気が伝わればよいのですが。
行き:まちなか駐車場から竹田城跡へ
まずは、まちなか駐車場前からスタート。
山の頂上に、竹田城の石垣が見えているのが分かるでしょうか?
少し進むと、観光案内所が見えてきます。ここでは、パンフレットをもらえたり、竹田城に関する展示を見ることができますよ。
そして観光案内所の敷地を突っ切る形で進んで行くと踏み切りがあり、そこを渡って線路の向こう側へ。
踏切を渡って右に行くと、JR竹田駅にたどり着きます。駅までは、お城観光のテンションが上がるような、風情のある景色が続きます。
駅の近くに「駅裏登山道」の入り口があります。
入ったところに自動販売機があるので、ここで水分補給用の水を買っていくとよいでしょう。特に暑い時期の観光では必須です。
さて、ここから山道です。入り口から少し進むと、門が出てきます。猪や鹿が降りてこないよう防ぐ、”門”が出てきます。
通った後は、ちゃんと門を閉めていきましょう。
門より先は、700mほど山道が続きます。整備されている道で、歩きやすいと思いますよ。
30分くらい登っていくと、料金所が見えてきます。
雲海に浮かぶ竹田城の写真が印象的ですね。
料金所で入城券を買って、いざ、竹田城へ。料金所から竹田城跡までは5分かからないくらい。
最初に見えてくるのは、大手虎口の石垣たち。
「虎口」は「こぐち」と読み、城の出入り口のこと。「大手」は正面の意味なので、ここが、竹田城の正面の入り口にあたります。
ここから先、竹田城跡の観光になりますが、その様子は次回記事で書いていこうと思いますので、ここでは省略。
竹田城跡は見晴らしがよく、遺構が結構残っているので、こんな景色が随所で見られます。
帰り:竹田城跡からまちなか駐車場へ
竹田城跡には見て回る順路があり、入り口と出口が違います。
詳しくは次の記事で書きますが、大手虎口から入り、北千畳→三の丸→二の丸→本丸→南二の丸→南千畳と回って南側から出ていくような流れです。
大手虎口から入って出口までの所要時間は、私の場合およそ30分でした。めちゃくちゃ写真撮っての時間なので、普通に見て回るのであれば、もう少し早いかも、ですが。
竹田城跡の出口を下っていくと、舗装された道路に出ます。
ここを左に行くと料金所に戻り、右に行くと、表米神社登山道、あるいは「山城の郷」に続きます。
今回は表米神社登山道から下りていくルートです。
写真では文字がつぶれて見えにくいですが、左に分岐すると表米神社登山道です。
表米神社登山道も、上ってきた駅裏登山道と同じく、管理されていて通りやすい道になっています。
駅裏登山道にくらべて若干急な場所が多い気もしますが、下りだとほとんど気になりませんでした。
ふもとまで1.2kmほどの道のりで、私の場合、30分で下ってきました。地図には所要時間45分とあるので、平均より早かったみたいです。それほど早歩きを意識したわけではないですが、下りだったからでしょうかね。
ふもとには表米神社という、古びた神社があります。
まあ、登山道の名前についているので、神社があるのは分かってましたけどね。
神社の入り口から、下ってきた山を見上げると、ちょっとした達成感が沸き上がります。
神社から車を停めた「竹田まちなか駐車場」までは、10分もかからないくらい。
途中、何の変哲もないですが、雰囲気に合った町並みを抜けていきます。
こんな感じは、ノスタルジックで結構好きな風景だったりします。
ちなみに、この道沿いの左に見える側溝に、なんでか錦鯉がいました。
飼ってるんでしょうか?
最後に
竹田城跡への行き方について、結構詳しく解説したつもりですが、いかがだったでしょうか?
竹田城へ訪れる前に、いろいろ行き方をwebで調べましたが、よくわからない面もあったので、こんな記事にしてみました。
多少でも、竹田城観光のお役に立てたらと思います。
竹田城は、天空の城と呼ばれるだけあって、頂上からの見晴らしがとても素晴らしく、遺構とそのバックに見える景色をうまく画角に収めると、とても迫力のある写真が撮れます。山登りの距離も適度なので、おすすめの観光地です。